外出先からiPhoneでPC電源投入!RemoteBootの設定
iOSのデバイスでは,記憶容量に限りがあるため,動画などはできれば本体以外に保存したい。
その場合,母艦PCをサーバー代わりにしている方も多いのではなかろうか?
例えば,「Air Video」などを使っていると思う。
Air Video - Watch your videos anywhere!
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥300
このアプリは,3G環境だとしても,外から動画を観ることができるのでとても便利だ。
しかし!それもこれも,PCの電源が入っていればの事!
スリープ状態や,ましてやシャットダウン状態になっているPCにはアクセス出来ない。
まさに「うんともすんとも言わねぇです」(天空の白ラピュタのドーラの手下の歴史に残る名台詞)状態なのだ。
しかし,今回紹介する(前置きが長い)「RemoteBoot」を使えば,外にいても,PCの電源を入れることができる。
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料
嘘?ん。と思うなかれ。
できちゃうのだ。便利な世の中である。
しかし,幾らか設定がややこしいので,設定を解説。
1.PC側の設定
まず,お使いのPCがWOLの機能が付いている必要がある。
BIOS設定で「Wakeup On Lan」の設定項目が無効になっているなら有効にする必要がある。
大抵のPCはデフォルトで有効になっている。※場合によっては,設定項目するらないモデルも存在する。
1-1.「コントロールパネル」→「デバイスマネージャ」→「ネットワークアダプタを右クリック」→「プロパティ」の順でクリック。
1-2.「詳細設定」タブ→「ウェークアップ機能」を選択。「値」を「MagicPacketとPatternMatche」を選択。
1-3.「シャットダウンウェークアップ」を選択し,「有効化」を選択。
1-4.コマンドプロンプトをから「ipconfig /all」を入力し,PCのMACアドレスを確認。
これで,PCの設定は完了。
お次は,ルータの設定。
2.ルータ側の設定
(お使いのルータによっては画面が異なる場合あり。画像はBL900HW)
2-1.ルータの設定画面にアクセスし,パケットフィルタの設定。
2-2.ポートマッピングの設定。ここでは,2つの設定をしておきます。画像の内容通りに設定。
LAN側ホストは,自PCのIPアドレスを入力。できれば固定IPにしておきたい。
2つの設定が出来上がった。
2-3.グローバルアドレスの確認。「現在の状態」→「WAN側の状態」の「IPアドレス」を確認。(
これで,ルータ側の設定は終わり。
あともうちょっと!
3.iPhoneの「RemoteBoot」の設定
3-1.3G用の設定
Neme:「任意の名前(〇〇3Gとか)」
Broadcast:オフ
IP:「グローバルアドレス(2-3で確認したもの)」
Port:50000
3-2.WiFi用の設定(「+」ボタンから新しい設定)
Neme:「任意の名前(〇〇WiFiとか)」
Broadcast:オン
IP:255.255.255.255
Port:50000
以上で設定完了!
お疲れ様でした。
これで,外出先でも,自宅のWiFiに接続している時でも,リモートでPCの電源を入れることができる。
もし,手動でシャットダウンしたい場合は,「LogMeln」などでシャットダウンすると良い。
カテゴリ: ビジネス
価格: 無料