おおっ!コレイイ!と思うものは,何故こうも「Kickstarter」がらみなのか?
「お!これ良いね。ほしゅい!!」
と思う品物,大抵その記事を読み進めてゆくと「Kickstarter」の文字が...。
それはまるで,「仕事を頑張っていたら,突然の病が!その番組を見続けると最後には青汁の売り込みが...。」のような感じ。
はてさて,この「Kickstarter」とはなんぞや??
Kickstarterとはなんぞや?
簡単に言うと,「自分のアイディアや作品を世に出すための出資を募るところ」。
欧米では,かなりメジャーになりつつある。
一般的に,何かのアイディアや作品を世に出すためには,「お金」が必要になるもの。
小さな企業や個人がそれを行う場合,資金繰りが重要になってくるが,「お金がない」場合,いくら良いアイディアや作品を持っていたとしても,陽の目を見ないことも多々あるのもの。
そんな,良質な「品」が世に埋もれないためのお手伝いを「Kickstarter」はしているということになる。
Kickstarterの仕組み
まず,アイデアを持つ人が,Kickstarterに登録し,アイディアや商品を紹介するムービーやページをKickstarter上などで紹介し,広く出資者を募る。
そして,それが実現したら製品や利益を還元するというもの。
このKickstarterの注目すべきポイントは,出資者にはリスクが無いということ。
資金を集める側は,目標額を決めることになるそうで,その目標額に届かなかった場合,一円も入らない。
#ひえ?。
つまり,出資者にとっては,食いっぱぐれは,ほぼ無いということになる。
出資し,相手が目標額に到達すれば何らかの還元や商品を手にすることが出来る。
一方到達しなかったら,出資した金額は全額戻ってくるというものだから。
「よい品」を生み出す効果的なシステム
このシステムは,実はより良い「品」を生み出す点で効果を生んでいる。
何故なら,資金調達したい側は,かなりシビアに「目標額」を設定する事になるから。
アピールする「品」に対して,相応しい金額とはいくらかを徹底的に考慮しなくてはならない。
もし,「高すぎた場合」は結果的に資金は一円も得られないし,逆に「低すぎた場合」は,開発にかかったコストを回収できない。
この事は結果的に,出資者にとって「賢い買い物」を提供することになる。
「これイイ!」と思う品に「Kickstarter」が絡んでいる理由がこれでうなずける。
日本には,まだ比較的お手軽にファンドレイズが出来るシステムはない模様。
アイディアを売りたい側と買いたい側をマッチングできるシステム。
#こう言うと,なんだがリサイクルショップみたいな感じだなぁ。
日本にも普及すれば,もっと斬新な商品やアイディアが陽の目を浴びれるんじゃないだろうか。
Kickstarter