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「Apple、Twitter分析のTopsyを2億ドル以上で買収。」は情報戦を制する糸口。

 

 

TechCrunchによると,AppleTwitter分析のTopsyを2億ドル以上で買収したとの事。

詳しくは記事を参照。

 

記事によれば,この目的が何なのか,現状では不明である旨が報じられている。

 

個人的に思う点として、今回の買収は実に戦略的だと思う。

 

情報収集は、「Webで」というのは当たり前になった。

また、スマフォなどの普及により、個人の意見や情報をタイムリーに発信しやすい環境が整ったと言える。

なかでもTwitterは、個人的な意見や感想をタイムリーに発信する手段となっている。

 

こうした状況を企業が目をつけない訳がない。

世界で、Twitterの利用者数は、アクティブユーザー約2億2,000万人。

米国人口は約3億。

 

もちろん、一人でいくつもアカウントを持っている場合もあるわけだが、この2億という数字は凄まじいと言える。

 

企業は、ユーザーの生の声や購入情報は喉から手が出るほど欲しい。

場合によっては、アンケートに答えてくれたらポイント進呈という具合に、情報を得るためには経費を惜しまない。

 

もし、2億人の生の声を分析したらどうなるのだろうか?

自社の改善点、ライバル企業の良い点、特定のターゲーット層の好み、他社を抜け駆ける裏話的な内容など、あらゆる情報を得る事になる。

 

結果、斬新で、魅力的なサービスや商品を開発する糸口につながる。

記事には、AppleがすでにTwitterのパートナーであるとの事から、こうした目的はないように思うとあるが、情報分析という観点から、大いにあり得るのではないだろうか。

 

Appleは良い意味でユーザーの期待を裏切る事を好んでいる。

しかし、最近のAppleは「予想した通り」と言われる事が多くなってきた。

 

「予想外」を連発するには、確実な市場調査が必要になる。

「情報を制するものは世界を制する」と言うが、この点で、今回の買収は、必ず役立つことになると思う。