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楽天が無料通話アプリ「Viber」を買収。今後どうなる?!

 

 

楽天が無料通話アプリ「Viber」を買収とのニュースが話題になっている。

 

Viberパケット通信を利用して3G回線とWiFiネットワークのどちらでも利用できるインターネット電話(VoIP)。

競合するジャンルとしては,「LINE」や「カカオトーク」などがあげられる。

iPhoneなどに,Viberのアプリを入れると,メッセージを送り合ったり,パケット通信を利用した通話を無料で行う事ができる。

 

一方,楽天が最近提供したのが,「楽天でんわ」。

当ブログでも紹介したが,こちらのサービスは,フュージョンコミュニケーションズという通信会社の通信網を利用している。

 

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そのため,比較的安定した通話品質と,通常の携帯電話での通話料と比べると割安な通話料を実現させている。

 

この2つのサービスが「単純に統合する」と言うことではないと思うが,楽天は,現在3億とも言われるViberユーザーをそのまま,楽天のサービスへ誘導したいと考えているに違いない。

 

例えば,「楽天でんわ」を利用すると,100円分の通話で楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる。

楽天市場を利用していて,他社携帯や固定電話に電話を良くかけるユーザーにとっては,ポイント還元は意外とバカに出来ない。

 

こうした,「楽天でんわ利用→ポイント還元→楽天市場利用」と言う流れを,Viberユーザー層3億人と言う市場から取り込むことが出来るとしたら,楽天にとって大きなメリット。

 

ユーザーにとっても,この買収によってより良い情報がある。

日本向けのプロモーションとして、固定電話に対する通話を無料、携帯電話への通話も1分あたり10円の通話料でかけられるようにすると発表した。プロモーション期間などの詳細は現時点で発表されていない。

引用元: 楽天、無料通話アプリ「Viber」を買収 - 固定への無料通話プロモーションも | エンタープライズ | マイナビニュース.

 

楽天は,完全にこの「キャンペーン」を通し,ユーザーの囲い込みを狙っている。

楽天の狙いとしては,「楽天でんわ」を通して,その他の媒体に誘導すること。

しかし,すべては,この買収の結果,Viberの技術を手に入れた楽天が,どれだけ良質な「楽天でんわ」を提供できるかにかかっていると思う。

 

恐らく,この買収によって,「楽天でんわ」もメッセージのやりとりや,VoIP網を利用したインターネット電話が利用できるようになるに違いない。

もしかすると,「楽天でんわ」のアプリを入れているユーザー同士は,通話が無料となるかもしれない。

いずれにしても,今後の動向が楽しみだ。