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WindowsXPを使い続けるのはやっぱり危険なの?まだまだ使えるしさ

 

昔のパソコンは本当に高かった。

XP時代のノートPCなんて,2,30万円なんてざら。

HDDが100GBで新世界!なんて言ってた時代。

 

そんな時代のWindowsXPは急激にPC普及率が伸びた時代のOSなだけあって,今だに全体のPC普及率の3割がXPだったりしている。

高いお金を出して買ったと言うイメージが強いのもあってか,今だに使い続けたいと思うのも無理は無いと思う。

ぶっちゃけ,10年前のモデルでも,快適に動くPCも少なくない。

意外と,使用目的が「ネット閲覧だけ」なんてことだと,HDDもCPUもヘタっていなくて,まだまだ現役バリバリなんてことある。

ぶっちゃけ,WindowsXPを使いつつづけても良いのでは?

そうなると,「ぶっちゃけ,WindowsXPを使いつつづけても良いのでは?」と言う気持ちにさせられる。

巷では,「WindowsXPを使い続けるのは危険だ!なんて騒いでるけど,結局,新しいPCとOSを売りたいだけなんでしょ?」と思う人も多いかもしれない。

 

では,実のところ,サポートが終了したOSをそのまま使い続ける事は本当に危険なことなのだろうか?

この点に関して少し考えてみた。

 

OSがサポートが終了するということは,つまりそのOSは原則としてセキュリティ対策は行われないということ。

今後,発見された不具合や脆弱性があっても,それはスルーされる。#というかそれさえも検証されないだろう。

もし,その不具合や脆弱性を攻撃者側に突かれると、システム的に防御が難しく、攻撃に対して無力になってしまう。

うちはたまにしかインターネット見ないから

「いや,うちはたまにしかインターネット見ないから。だから今のままでも大丈夫でしょ?」と思うだろうか。

結論から,言うと,「人様に絶対に迷惑をかけない自信があるなら,どうぞ」である。

自分がXPを使用していて,結果的に,攻撃者に狙われて,データを盗まれてしまったとしても,それはある意味「自業自得」。

一番迷惑なのは,セキュリティ意識の低いXPユーザーのおかげで,他人が被害にあうこと。

 

今後の攻撃者は,恐らく,WindowsXPをターゲットに選んでくると予想される。

何故なら,ネットに繋がっている,XPはセキュリティ的に「ザル」だから。

既存のファイアーウォールなんて,クソみたいなものである。

今後,市販のセキュリティソフトは,こぞってXPのサポートをやめるだろう。

そうなると,完全にXPはセキュリティ的に「孤立」する。

 

攻撃者は,ハッキングする際の「踏み台」に利用するのに必ずXPの「カモ」を探す。

もしかすると,その「踏み台」に,今使用している自分のXPになる可能性は十分にありえる。

ネットに繋がないこと?!

「じゃあ,どうしたら良いのさ!」と感じるかもしれない。

お勧めは,XPはネットに繋がないこと。

 

こう言うと,「ボケ!」と怒られそうだが,正直,それが最善だと思う。

「ちょっとだけ繋ぐだけなら良くない?」と思うかもしれないが,ネットに繋がっているXPを探し出す事は実はそんなに難しいことではない。

考えてみて欲しい。私達がネット閲覧をすると必ず何らかの情報をネット上に残すことになる。その訪問情報にはOSのバージョンも実は含まれている。

あとはゴニョゴニョ。

 

つまり,枝をはられていたら,たちまち感染だってあり得るかもしれない。

 

昔,Blasterウイルスというのが発見された。

これは,ネットに繋がった瞬間に感染するタイプのウイルス。

これは,当時のWindowsXP脆弱性をついたウイルス。

XPの起動時に135番ポートを開いてパケット待ちをする特性を利用したウイルスだった。

 

この脆弱性はWindowsUpdateで改善されたが,こうした脆弱性がまだXPには存在する可能性があるかもしれない。

つまり,サポートの切れたXPをターゲットにした,Blaster系のウイルスが新種として出回ったら,ネットに繋がったXPは軒並み感染する可能性がある。

いつ車輪がはずれるかわからない車に乗り続けるの?

どうだろう,いつ車輪が外れるかわからない車に乗り続けるのが本当に得策だろうか?

自分の前を,そんな車が走っていたら,正直迷惑だと思う。

 

PCとインターネットの世界は,その先の人が見えない世界なので,どうしても危機意識が低くなってしまう。

大切なのは,「ひとごと」と思わずに,対策を始めることなのではなかろうか?