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Microsoftが「OneDrive」に名称変更したのは,「Skyなんちゃら」好きに目をつけられたから?!

 

アメリカは訴訟社会。

今回の名称変更も,どこかの訴訟好きな企業から話題作りに利用されたんかな?なんて思っていたが,なんと訴えてきたのは,英国の会社。

その名も,有料の衛星放送サービスで知られるBritish Sky Broadcasting Group

 

このBritish Sky Broadcasting Groupと言う会社は,英国ではかなり有名な企業らしく,結構手広くやっている。

特に,「skyなんちゃら」と言う名称を付けるのが好きな会社で,スマートフォン向けの放送サービス「Sky Go」とか,モバイル向けWebサイトの「Sky Mobile」など、「sky」をこよなく愛しているのだろう。

 

こうしたことから,特に英国のPCに造形の深くない方々にとって,「SkyDrive」と聞くと,「ああ,またBritish Sky Broadcasting Groupが,新しいサービスを始めたのね」と誤解を招いてしまったり,MicrosoftのSkyDriveのサイトやサービスなのに,そのことを理解できずに,British Sky Broadcasting GroupのIDを使おうとしてしまったりと混乱が生じてしまうから,やめてくれと言われたわけだった。

 

実際,歴史的には,「Skyなんちゃら」と言う名称を使い始めたのはBritish Sky Broadcasting Groupの方が古い。

 

以前,iPhoneの呼び方に関して,日本で話題にのぼった事があった。

日本では,iPhoneをカタカナ表記する場合,「アイホン」とは決して書かない。

もし,カタカナで「アイホン」と書く場合,それは,インターホンメーカーのアイホン株式会社を指す事を,Appleアイホンとの両者とで話し合って決めている。

アップル社のスマートフォン端末iPhone(日本ではソフトバンクモバイルauNTTドコモが発売・運用)は、会社の名前と酷似している為、iPhone発売に当たって日本での片仮名表記・発音は「アイフォーン」とすることで双方が合意した。また、「iPhone」の商標についても、アイホン株式会社が商標登録をした上でアップル社に対して使用を許諾し、アイホン株式会社が商標使用料を受け取るという形で合意がなされている。

引用元: アイホン - Wikipedia.

 

色々,大人の世界は難しいものだ。

 

さて,今度のOneDriveはどうだろう。

個人的には,この名称は「正解」だと感じている。

OneNote」のおかげで,意外と,Microsoftのサービスとしてイメージしやすい。

#PCに造形の深くない人にとっては,どんな名称でも同じだろうが。

 

Microsoftは,今後「Oneなんちゃら」という名称をブランドイメージの一部として用いてくるかもしれない。

例えば,セキュリティソフトだったら「OneDefender」とか「OneEssentials」。

総合オフィスソフトの総称だったら「OneOffice」。

 

ん?結構いいかも。

先取りして,商標登録しておこうかな。