いよいよ「Type-C」型のUSBがくるぅ~。Appleはどうでるぅ??
かねてから噂されていた「Type-C」型のUSBが正式に発表された。
これまでスマートフォンなどで採用されていた「Micro-B」型のサイズとほぼ同じながら,裏表関係なく挿せる事から,発表前から注目を浴びている。
欧州のスマートフォン市場では,今後,充電プラグの規格を統一する動きがあるため,Appleも独自ケーブルではなく,この「Type-C」型のケーブルを次期iPhoneから採用するのではとの噂もあったりする。
AppleがType-Cコネクタ採用もほぼ決定か?!それはそれで色々問題...。 - ノラ猫。の手も借りたい
Type-C型USBの特徴
さて,今回発表された「Type-C」型のケーブルの特徴は,裏表関係なく挿せるというのが最大の目玉として紹介される事が多いが,実は地味に,様々点で,従来の「Micro-B」型から進化を遂げている。
その一つは,ケーブルの寿命。
これまでの「Micro-B」型は5,000回の抜き差しで寿命が来る設計だった。
しかしながら,新型の「Type-C」型は約1万回まで耐えることが出来るように設計されている。
#Lightningケーブルは何回なんだろ?2,000回くらい。(苦笑)
もう一つは,対応電流。
一般的な「Micro-B」で2A。
今回の「Type-C」型は最大で5Aの電流に耐えられるようになっている。
この点の改良は,最近バスパワーで動かすことが多くなった,周辺機器の幅が広がることになるに違いない。
Appleは今後どう出る?
さて,一番気になるのが,Appleの動向。
この「Type-C」型を正式に採用するかどうかは,現段階ではまだ不明。
しかし,AppleがLightningケーブルを採用した理由を考えると,すんなり「Type-C」型のUSBを採用するとも思えない。
何故なら,AppleがLightningケーブルを採用したのは,市場管理を統制することにあったから。
そのため,ケーブルにわざわざ「認証チップ」を埋め込んで,「MFiプログラム」というAppleが管理するプログラムに参加させ、さらにライセンス認証を受けたメーカーのみが、認証チップを購入できるという仕組みを作り上げた。
こうしたこれまでの経緯を考えると,Appleは「はい。うちもType-Cってことで」ってなことには,なりづらいと考えられる。
コネクタ形状は,「Type-C」型にして,中に,独自チップを埋め込んできたりして。
「チップが入っていないと,充電はできるけど,データ通信は出来ない」ってな事をやらかしそうな気がする。