ノラ猫。の手も借りたい

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7インチWindowsタブレットを試してみたその使用感は?

 

 

これまで,Windowsタブレットは「高い,使えない」というイメージが強かった。

なぜなら,Microsoft Surfaceは,基本的に従来のWindowsソフトは使えないし,使える機種としてはSurfaceProなどがあるが,持ち運びには重量級であるし,値段も10万円代とのことで,手軽さがない。

まさにMicrosoftが自信をもって発表したSurfaceシリーズにまったく魅力を感じていなかった。

 

しかし,Windowタブレットとして,他メーカーがこの11月に7インチクラスのタブレットを幾つか投入してきた。

値段も,4,5万程でお手頃なイメージが強い。

 

今回,その中の,東芝 dynabook Tab VT484/26Kを触る機会があったので,レビューしたいと思う。

メカ―サイトURL

 

 

これまでのWindows用のソフトが問題なく使用可能

基本的に,SurfacePro以外のMicrosoft Surfaceは,Microsoftストアからダウンロードしたアプリしか使用することが出来ない。

 

しかし,このdynabookTabは,OSがWindow8.1なので,問題なく従来のWindowソフトをインストールすることができる。

もし,インストールCDなどの場合は,フラッシュメモリなどにデータをコピーしてdynabookTabに差し込んでインストール必要があるだろう。

 

業務上必要なソフトをタブレットで使用したくても,これまでのMicrosoft Surfaceでは対応することが出来なかったが,このdynabookTabならインストールできるので使用可能だ。

 

実際,手持ちのインスト―ルCDのデータをSDカードにコピーして,インストールしてみたが,通常のWindows8の操作と何ら変わらない操作でインストールする事ができた。

 

これは,少々感動した!

 

 

気になる操作感は「イマイチ」

あれこれ操作するうちに,特定の動作で違和感を度々感じた。

それは,タップ時のボタンの押し間違い。

#ノラ猫。はそんなに指が太いわけではないはず。

 

iPadなどのアプリは,基本的に,指で押すことを念頭にシステムのUIがデザインされている。

しかし,Windowタブレットの場合,指で押すことを念頭においてデザインしているのはせいぜい,スタート画面のタイルボタンだけだろう。

 

恐らく,この7インチと言うサイズも影響していると思うが,ディスプレイの設定を調整しなくては,まともに使うことが出来なかった。

 

個人的にインストールした,Window用のソフトなどは,もちろんの事ながら,タブレット用のUIとしてデザインされているわけではない。

したがって,画面によってはボタンが隣接しあっている場合もあるので,指でタップする事は実に難しい。

 

こんな時はピンチイン,ピンチアウトで拡大すれば良いのに,と思ってしまいがちだが,例えば,コントロールパネルなどで試してもらうとわかるが,指操作で拡大表示をする事が出来ないので,状況を改善する事はできなかった。

 

 

常にキーボードとマウスを付けるのもなんか違う気がする

今このdynabookTabを買うと,Microsoftのキーボードがおまけで付いてくるとのこと。

でも,せっかくのタブレットなので,指の操作で気持よく完結する操作性がほしいところだった。

 

スタイラスペンを使うのも良いだろう。

というか,7インチの場合,ペン操作でないと,満足にボタンやリンク先を正確にタップする事は難しいかもしれない。

 

7インチの携帯性は素晴らしいと思う。

その一方で,おのずと操作画面が小さくなるので,UIの操作性が低下してしまう事は否めない。

 

iPadなどは,最初から指で操作する事を念頭においてUIを設計しているので,画面の大きさが多少小さくなったとしても,快適に操作する事が可能だ。

 

しかし,Windowタブレットは,タブレットでありながら,Window機(PC)としての機能も持ち合わせているため,結果的に中途半端な状態になってしまっている。

 

 

まとめ

タブレット一つで,携帯性を損なわずに,なんでもできるようにしたい」と言うタイプの人にはこの7インチWindowタブレットはベストな選択肢だと思う。

これまで使用してきたWindow用のソフトをタブレットでも使いたい人にとっては,このジャンルのタブレットはとてもリーズナブルで魅力的なガジェットになるだろう。

 

タブレットとしてではなく,携帯性の優れたPCと言う感覚で持つほうがしっくり来るかもしれない。

 

しかし,純粋にタブレット端末として優れているかというと,まだまだ中途半端感が否めない。