iPadやMacBookが充電できない意外な原因
「あれ?昨日寝る前にLightningアダプタに差し込んで寝たのに,朝になっても満充電になってない」
そのようなご経験はあるだろうか?
ノラ猫。も最近,このような症状に出くわしたのでその原因と対策をご紹介。
これからご紹介する内容は,暖かい地方にお住まいの方はまったく関係ない内容かもしれない。
充電時の室温が低いと充電がうまくされない
驚くかも知れないが,AppleのiPhoneやiPad,MacBookなどは,充電時の室温が低いと充電がうまくされないのだ!
北海道の冬はまさに極寒というように,寒い。
そういえば,2013年の1月に歴史的な寒波が中国を襲った時も中国中で同じような状態になった。
中国では、ここ30年で最も寒い寒波が国土を襲い連日マイナス気温を記録。もはや寒いという言葉では語りつくせないほどの壮絶な情況のようですが、寒いのが嫌いなのは何も人間だけでなくあのiPadも同じようです。どうやらiPadは寒いと充電が出来にくくなるという噂があり、その対処法としてiPadを温めてやればいいということだ。引用元:Infoseek ニュース.
Aplleのサイトを覗いてみると,メーカー側では,0℃以下のでの仕様を想定してい様子がうかがい知れる。
Appleのノートブックコンピュータが最適に動作する温度範囲は、10℃~35℃です。
実際,リチュウムイオンバッテリーに関して解説したサイトをみると,低温で充電する事が困難な理由を理解する事ができる。
リチウムイオン電池は低温(例えば0℃よりだいぶ下の温度)で充電した場合は、正極から出たリチウムイオンが負極に吸収されにくくなり、リチウム金属が析出しやすいといわれています。もし、このような状態になれば、事故が発生しやすくなります。引用元: 株式会社ベイサン.
Appleのバッテリー
でも,さすがに北海道と言っても室内なので,氷点下まで下がることは少ない。せいぜい,5,6℃くらいと思うが。
そう思って,関連記事を調べていたら,中国での寒波の際,iPadが充電できない事を経験した現地の取材班が次のような点を記事にしていた。
アップル社のサービスセンタースタッフによると、10℃以下の状況では、ipad、iphone、touchなどアップル社の電子製品が十分に充電できなかったり、全く充電できないといった状況が生じるため、このような問題が生じた場合、温度の高い場所で充電を行なってもらいたいとのことである。
これは、ipadのリチウム電池に低温度保護機能が備えられているためである。
引用元: Support Japanese.
なるほどね。
低温時に充電に関連した事故に発展しないように,Appleは,低温度保護機能を製品に組み込んでいるので,iPadやMacBookでは,10℃以下になると充電ができなくなってしまうのね。
もし,ケーブルに刺しているのに,充電されていないなら,室温を確認してみると良いかもしれない。
iPadなどがギンギンに冷えていたら,間違いなく,低温度保護機能が働いた結果,充電できなかったのだろう。
充電時の室温が10℃を下回ってしまう場合の対策
もう,温めるしかない。
電気アンカをつかってみたり,毛布を被せてみたり。
中国では,ドライヤーや,電気ストーブで温めていたが,それは危険だと思う。
100円ショップなどに売っている,厚めの汎用ケースに入れてみるのも手だ。