なんと!POSレジからクレジットカードの情報が漏れる可能性があるとな?!
クレジットカードはとても便利。
でも便利な半面,色々なリスクも伴うものなのね。
一昔前には,スキミングと言う言葉が話題になった事もあった。
スキミング(Skimming)は、近年のカード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気カードに書き込まれている情報を抜き出し、まったく同じ情報を持つカードを複製する犯罪である。
ガソリンスタンドのあんちゃんたちが,こっそりスキミングしてるなんていう,なんとも恐ろしいニュースもあった。
POSレジからクレジットカード情報が漏れる時代
こういったカード犯罪は,今や,スーパーやコンビニにも手が伸びているようだ。
これまで,スーパーやコンビニのPOSレジは,一般的には専用回線を用いている。
しかし,コストの問題から,最近では,既存のインターネットを利用したPOSレジも増えてきているという。
そうなると,ハッキングや,ウイルス感染による,クレジットカードの情報が抜き取られる可能が十分にあるとの事で,驚く事に,実際にPOSレジが感染した事例がすでにあるとの事だ。
毎日新聞が販売シェア約8割を占める国内大手3社に聞いたところ、東芝テックとNECインフロンティアの2社が感染事例を確認していた。両社とも件数は明らかにしていないが、端末が動かなくなるなどの被害があった。カード情報など個人情報の流出は確認されていない。一方、富士通フロンテックは感染を把握していない。
大手のスーパーやコンビニは,大抵,専用OSを用いた運用をしていることから,感染したとしても大事に至らない事もあるかもしれない。
しかし,中小規模のスーパーやアパレル関係の店舗は,大抵,Windows系のアプリや,最近では,iOS系や場合によっては,Android系のPOSシステムを採用している店舗もちらほら見かける。
こう考えると,結構,ガクブルな状況だと感じた。
クレジットカード会社も顧客を守るために頑張っている
クレジットカード会社も,顧客を守るために強力な監視システムを採用している事から,過度に心配する必要は無いと信じたい。
以前,ノラ猫。は,オンラインゲームの課金システムの購入をクレジットカードでした事があった。
しかし,その時,システムの不具合か何かで,何度かエラーとなってしまった。
その瞬間,クレジットカード会社から電話があり,「たった今,不審な決算のアラートが鳴ったので,念の為にご本人の操作か確認させていただきたい」との事。
結果的に,オンラインゲーム側のシステムの問題だったことが,ログから分かったとのことで,金額は全額返金された。
他にも,急に海外出張になって,変な時間にクレジットカードを使うと,メールで確認された事もあった。
ネット社会が広がり,情報をインターネットに何でもアサインする時代になっている。
それは,つまりは,自分の知られたくない情報も,ネットの波にのせてしまうリスクも考える必要があるとのこと。
一方で,顧客の個人情報を懸命に守ろうとする働きも確かにあることも考え,もっとその分野に,時間とコストをかけてほしいと心から感じる。
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