Twitterでも個人を特定できるんだってよ。誹謗中傷はやめようね
今やほんとうの意味での匿名性は無いに等しい。
もちろん,個人があれこれやっても,個人を特定することは基本的には不可能。
しかし,プロバイダなどに情報開示を要求して認められたら,全てがバレてしまうということ。
この点に関して,「ガジェット通信」で興味深い寄稿を取り上げていた。
内容は,Twitterで誹謗中傷を受けていた側が,裁判で投稿者を割り出すために、米ツイッター社へ情報開示を求めて行った仮処分申請が、東京地裁に認められたというもの。
今までは,何故,Twitterの個人特定は難しいとされてきたのだろうか?
次のように説明されていた。
Twitterの日本法人は情報開示の権限がないので、情報開示に関する裁判を行う際は、ツイッター米国法人。・ アクセスログは通常3カ月程度で削除されてしまうため、時間がかかると情報は無くなってしまう。
・ 日本から米国へは、単に書類を送るだけでも時間がかかり、訴訟もスムーズではない。
引用元: Twitter匿名アカウントの個人特定可能に。悪口・誹謗中傷は名誉毀損で訴えられるかも。 ? ガジェット通信.
つまりこういうこと。
3ヶ月の間に,裁判を起こして,日本法人Twitterへ情報開示を求めて,日本法人Twitterが本社の米国Twitterに事を説明してという手順を踏んでいるうちに,ログは綺麗さっぱり消えてしまうから,個人の特定は難しかった。
しかし,この記事を読んでみるとわかるよに,今回日本で起こった裁判の結果は,今後の里程標になると思われる。
以前,別の記事でも書いたが,ネットの世界は,「その先の人が見えない世界」。
結果,面と向かっては決して言えない事も,平気で言ってしまう人もいる。
今後Twitterでも,「誹謗中傷」と受け取られれば,個人を特定され,名誉毀損などで訴えられる可能性が高い。
例えネットの世界で姿が見えないとしても,「人と人」とが関わりあっていることを忘れないでいたいと思う。