今度はSkypeがハッキングされた?!ユーザーへの気になる影響と今後の不安
Skypeは,オンラインでビデオチャットや,メッセージをやりとりできる便利なサービス。
通常,海外や遠方にいる家族などに電話すると高額な通話料を取られるわけだが,Skypeはインターネット網を使用するので,基本的には無料で利用することができる。
LINEやFacebookの登場で,多少影が薄い存在になっているが,今でも,利用者の満足度は高い。
こう聞くと,「またユーザー情報が盗まれた」と思ってしまうが,どうもそうではないらしい。
スカイプの広報担当は声明で、サイバー攻撃により、スカイプのソーシャルメディアが不正にアクセスされたことが判明したが、直ちに認証情報のリセットが行われたと説明。「ユーザー情報の漏えいはない」としている。
つまり,攻撃を受けたのは,Skypeのサービスを管理するサーバーではなく,ソーシャルメディアに対してということ。
実際,Skypeが利用していたTwitterアカウントが乗っ取られて,Microsoftに関して「あることないこと,あることあること」などを勝手にツイートされてしまったようだ。
今回,ハッキングしたハッカーは,「シリア電子軍」というやからだとのこと。
最近では,オバマ大統領のTwitterアカウントをハッキングして有名になった。
今回のハッカーの性質として,個人的な理念や概念を印象的に世に放つためにハッキングを利用するタイプなため,個人のユーザー情報などには興味を示さなかったのだろう。
しかし,なぜ,Skypeが攻撃対象になったのだろう?
これまでのシリア電子軍の攻撃対象は,主にアメリカ政府やマスコミ関連だった。
今回のハッキングは,明らかにこれまでの対象と毛色が違うように思える。
今後,彼らの攻撃対象が多様化する一つの布石なのかもしれない。