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Google日本語入力って危険じゃないの?そんな疑問を解説

 

 

Google日本語入力はとても使いやすいIMEだと思う。

フリーで公開されていることから,OSに左右されることなく,使用感覚に戸惑うことなく使うことができる。

 

変換能力もなかなか秀逸で,人名や,予測変換などに優れている。

変換能力が優れている理由として,このIMEは,Webで使用される膨大な変換候補を使用していることをあげることができる。

 

当ブログでも以前に紹介したことがあった。

[データ入力]在宅で実際どれだけ稼げるのか?!実際にやってみた。【その2】 - ノラ猫。の手も借りたい

 

 

クラウド型のIMEの危険性

最近,次のような記事が発表された。

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は12月17日、IMEのオンライン機能利用についてブログで注意喚起を発表した。

引用元: クラウド型日本語入力システムは入力文字が漏えいする危険性(IIJ) | ScanNetSecurity (脅威、脅威動向のニュース).

 

記事にもあるが,クラウド型のIMEの場合,変換候補のデータをクラウド上で管理している。

 

つまりこういったことだ。

 

クレジットカードの情報などを頻繁に入力していると,予測変換にその情報が自動で出るようになる。

クラウド型の場合,その変換候補はクラウド上に保存されているので,もし悪い人が,そのクラウドにハッキングをかけたなら,そのクレジットカードの情報は第三者に渡ることになる。

 

よって,気をつけましょうねってな事をIIJは言っている。

 

 

Google日本語入力は大丈夫なのか?

では,Webのデータを使いまくりのGoogle日本語入力ちゃんは,超やばいんでないの?っと思いがちだが,結論から言うと大丈夫。

 

Google日本語入力は,ユーザーの変換アルゴリズムを収集していない。

つまり自PCはWeb上で培った膨大な変換アルゴリズムは入手するが,こちらから変換学習内容をGoogleには渡していないわけ。

 

ならば,ユーザー辞書などのデータを同期しているのでないの?と心配症の方もおられるだろうか?

結論からこれも言うと,大丈夫。

なぜなら,現在の最新バージョンではこの同期機能をGoogleは廃止しているから。

Googleのヘルプをみると,まだ同期の説明が残っているので紛らわしい...。

 

 

同期機能は廃止されているとなかなか不便

こうした点からすると,現状では,IIJが言うような懸念は,Google日本語入力に関しては心配しなくても良さそうだ。

 

クラウド上でなんでも同期する環境に慣れつつある状態になっているので,逆にGoogleがとった「同期廃止」は不便だと感じる事もある。

ネットでは,「同期を再開してほしい!」という声も多数上がっている状態だ。

 

個人情報が欲しいと思う連中がいる限り,この手の問題は常に付きまとってくる。

もっと手軽に生体認証ができるようになれば,こうした犯罪にビクつく事も少なくなると思うだけどなぁ。